沖縄の風を感じるアーティスト

最初にこのアーティストの曲を聴いたときに、「もしかして、花*花が帰ってきた?」という錯覚すら受けました。そのアーティストの名前はやなわらばーテレビ朝日系アニメ『クレヨンしんちゃん』のエンディング・テーマとしてオンエアされている『ありの歌』を聴いて、彼女たちの存在を知ったのですが、アーティスト名にもなっているやなわらばーには、沖縄の方言で“やんちゃな子(悪ガキ)”という意味があるそうです。石垣島出身の女性デュオ、三線の石垣優と、ヴォーカル&ギターの東里梨生は幼馴染で、高校卒業後に二人揃って大阪の専門学校へ進学。Kiroro花*花を足して2で割ったような経歴の持ち主だなという印象を受けました。

ほのぼの系デュオに弱いこともあって、管理人のツボにハマってしまうアーティストになりそうです。意志の強いはっきりとしたボーカルと、どこか力が抜けていて自然体になれるような楽曲のコンビネーションは、花*花の全盛期を思わせてくれます。まだ若いだけに、これからの活躍が楽しみな期待の若手です。ちなみに彼女たちのプロデューサーは、初期の頃の花*花を手がけていたパパダイスケ。音を聴いていて、納得という感じです。