JD2005年7月度第1週

エントリー曲全体の雰囲気としては、レゲエ調の楽曲が多かったような気がします。その中で管理人セレクトの5曲は、以下の通りです。

30 Break the Cocoon/より子
攻撃的なピアノの音と、擦り切れそうな儚くも力強い歌声。
心がえぐられそうになるくらい鋭いメッセージに、彼女の偉大さを感じました。

7 心のルーペ/湘南探偵団
胸の高鳴りが少しずつ大きくなっていくような、ストレートな描写が気持ちよい。
少しオシャレでありながら、繊細な面を併せ持つ軽快なPOPSだと思います。

12 Dear,Summer Friend/真心ブラザーズ
この脱力感は、彼らならではのオリジナリティー
心が満たされていくような、幸せなラブソングに酔いしれました。

25 time to say goodbye/KOKIA
別れの数だけ強くなっていくというメッセージが、心に染みました。
聴いているだけで強くなれそうな、そんな楽曲だと思います。

32 ONE'S/AIR DRIVE
甘酸っぱい郷愁を感じる曲に、心が和まされました。
好きという気持ちが一杯に詰まった、幸せなラブソングだと思います。

より子は圧倒的な存在感があって、絶対に外せないという感じでした。湘南探偵団AIR DRIVEは、共に清涼感があるラブソング。夏の暑さを和らげてくれるようなセンスを感じる楽曲です。真心ブラザーズは復帰第一弾ということで、期待以上の作品。KOKIAは別れを前向きに捉えられそうなポジティブな部分に惹かれたような気がします。この他ではカミタミカGRAPEVINE、森山良子、THEイナズマ戦隊普天間かおり杉山清貴、BON'zが良かったです。こんな言い方をしたら失礼だとは思うのですが、久々のリリースでもあるベテランの杉山清貴は、全盛期の時よりも歌が巧くなったような印象が残りました。ちょっとビックリ。爽やかで嫌味がなくて、清涼感に溢れた曲に心が癒された気がします。

リスナー投票の結果、選ばれた5曲は以下の通りです。

8 SUMMER PARADE/DEPAPEPE
11 その未来/GRAPEVINE
25 time to say goodbye/KOKIA
28 泣けないラプソディー/普天間かおり
35 ありがとう〜/BON'z

結果は想像していた範囲内でした。DEPAPEPEはインストでありながら、ギターミュージックのポテンシャルの高さを見せ付けてくれました。GRAPEVINEは今年になって、つじあやのさんやスキマスイッチ等のバッキングで活躍していたのですが、今作では自らがフロントに立っても存在感があるというところを見せてくれたような気がします。KOKIA普天間かおりは圧倒的に歌が巧いので、曲の世界観を余すところ無く表現できていると思いました。BON'zはGOING UNDER GROUNDを思わせてくれるような蒼さが良かったです。今後の成長に期待といったところでしょうか。

より子は残りませんでしたね、残念…。確かにワンコーラス聴いただけでは、この曲に関しての魅力は全て伝わらないような気がしました。後半になるにしたがって盛り上がっていくタイプの楽曲なので。放送中にオンエアはされませんでしたが、後半に出てくる「そんなに紙切れが欲しいなら そんなに見返りが欲しいなら あげましょう この腕を切り落として」ってフレーズが胸に突き刺さるくらいに衝撃的で、特に好きだったりするんですよね。フルコーラスでジャッジされていたとしたら、また違った評価を受けていたような気がします。