ご冥福をお祈りいたします

今日、とても悲しい別れがありました。音楽というものを通じて知り合った友人が、交通事故に遭って帰らぬ人になってしまったのです。ここ最近はメールでのやり取りが中心になってたこともあって、久しぶりに会う約束をしていた矢先の出来事でした。最初は突然の訃報が信じられずに、「まさか!?」という気持ちの方が強かったです。ただ葬儀場で遺体と対面して、それが事実であったということを、否応にも痛感させられることとなりました。

不思議なことに、涙はそんなに流れませんでした。ただ絶望に身体が支配されているような、どうしようもなくやり切れない感覚に襲われて…、今起きていることが現実なのか夢なのか、分からなくなってしまいそうで…。さっきまで元気だったはずの彼が、今は息をしていないということが、信じられませんでした。今まで身近な人間の死を経験したことがなかったのですが、大切な人を失う気持ちというのは、こんなことを言うのではないかなと身を持って理解できた瞬間でもありました。

その友達は音楽の専門学校に通っていた過去があって、機材の使い方、パソコンを使って音楽を加工する方法など、そういったことに詳しい人でした。そういった知識については疎い自分ですが、以前に付き合ってもらって、楽器屋に録音機材を買いに行ったことがあったのですけど、まさかその時に譲ってもらったサウンドカードが遺品になってしまうなんて…。このショックから立ち直るには、時間がかかるとは思いますが、これからはその友人の分まで音楽を愛し続けたいと思いました。心からご冥福をお祈りいたします。